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ブラック・スワンのhimuのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たくてでも観れなかった映画。

何年も前にDVDで購入して、いつ観れるかと迷ってた。

凄そうで身構えてた。
個人的に「白鳥の湖」は学生の頃にやっていた楽器の関係で、当時いつか演奏したいと思ってずっと聴いてた。

ラストの公演のシーンと曲がビシッと合っていて、素晴らしかった。

ナタリーポートマン
ヴァンサンカッセル
が本当に素晴らしかった。



以下、ネタバレ



家族では観れない感じのエロが多かった。

想像していた展開ではなく進んでいくのが良い。
ヴァンサンカッセルと関係を持たずに、不安だけでどんどん堕ちていく。

見ている物がどんどん変わっていくのが、この映画の凄く良い所。
ある意味ホラー。
鏡に写る自分や、相手の顔が変わったり。

何が本当で何が本当でないか分からなくなる感じ。
それが主人公視点で話が進んでいく良さ。
他の人の視点では話が進まない。
主人公の見たもの、知ったもの、感じたものが本当の事になっている。
それがこのホラーに近い演出で表現されているのかと。

散々、練習シーンで観てきたバレエが、
最後で一気に聞き覚えのある音楽や、煌びやかな衣装と観客で、
盛り上がる。

静かな映画のようで、人の心情を激しく表現された作品のように感じた。
心境の変化(主に下がる方面しかない)で、どんどん見えるもの、表現出来るものが変わっていく。
あれだけ眉間にしわを寄せていたのが、感情的になっていく。

黒い羽を広げるシーンも良かった。
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