抹茶マラカス

ブラック・スワンの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
4.2
バレエという世界のエリートが潰されそうになりながら現実と虚構の区別がつかなくなっていく、と言えば簡単。
イメージしたのはまず、デミアン・チャゼルの「セッション」。勿論時代的にはセッションがフォロワーですが。そこに親の抑圧とか入ってる感じ。あとは去年公開された「タリーと秘密の時間」。そして言わずもがな「ファイト・クラブ」。
ついでに言えば鏡や笑う絵なんかはJホラーに近い表現だなぁと思ったのですが、聞けば今敏監督の影響下にあるらしくて、なるほどと納得。そういう表現方法も内包するよね。