1919年ドイツ。フランスとの戦争で婚約者フランツを亡くしたアンナ。
アンナとフランツの両親は、悲しみに暮れる中ひとりの青年と出会う。
差別が残る中、フランスからわざわざ来た彼は死んだ婚約者の友人だと言う。
婚約者の友人との時間を重ねる度、家族の深い傷は少しずつ癒されていた。
そんな中、アンナは婚約者の友人からある告白を受けることになる。
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フランソワ・オゾン渾身のモノクロ映画。
本当はカラーで良いんじゃないって思ってたけど、物足りなさも感じずのめり込めた。
所々のシーンでモノクロからカラーへ変わるところがあり、その変化と理由を知ると本当に儚い映画だと感じる。
嘘がこれほど美しく苦しいものなんだとは。
ピエールニネの美しさは健在。
お髭が似合いすぎでたまらんです。
アンナは強くて聡明な女性だけど、やっぱり女は女。
最後のシーンが切なすぎるよ。。。
マネの自殺は映画だとルーブル内の草上の昼食の下に飾ってあったけどみた記憶がないな。。。
アートや詩と絡んだ世界観も美しかった。