このレビューはネタバレを含みます
主人公のアンナが好き。周りの人のことを思いやって、優しくて賢くて強くて素敵だった。赦せる人は強い人だと思う。
アンナに幸せになってほしい。嘘をつき続けるのはとてもつらいと思うので、アンナやフランツの両親のその後が心配にもなる。
アドリアンの「幸せになって」は、心からの言葉だとは思うけど、ひどいと思った。
戦争についても触れられていて、ドイツでのアドリアン・フランスでのアンナへの対応が印象的。だからこそ、フランツの両親の寛大さが心に残った。
カラーになるところがあったり、映像も楽しかった。舞踏会のドレス、カラーで見たかった。