嘘に嘘が重なっていく_____
ピエール・ニネとミステリー要素に惹かれて観に行きましたがそれさえもフランソワ・オゾン監督の前戯だった。論点はそこではなく、ひとりの女性の凜とした生き様だった。これぞワンダーウーマンだわ!
時折モノクロがカラーに変わる。その美しさ然り、パウラ・ピールの顔立ちもそのどちらでも美しい。(彼女の作品もっと見てみたいなぁ)
その変え方はきっと察しはつくのだけど…やはりニクいよ、オゾン監督!そして女心をよく心得ているさすがオゾン監督!
正直に白状して楽になる者、かたや嘘を背負って生きていく者…あぁ、自分はアンナではなくアドリアン側だな…とか思ってみたり。そこに戦争や恋愛やミステリーに楽団演奏まで織り込まれていて。安直な気持ちで観に行ったので、お腹いっぱいガツンときました◎
原題と邦題、どちらも並んでるのがちょうど好いなぁと思ったのは初めてかもしれない。
ボンボヤージュ!