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婚約者の友人のarのネタバレレビュー・内容・結末

婚約者の友人(2016年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

戦争による(この作品は戦争終結後の話)利害や隣国同士のいがみ合いなどを背景に、「繊細~な人間の部分」を映像の美しさ、出演の枠、モノクロームや時折入るカラーによって演出されている。

今作品、モノクロームと時折入るカラーの色彩によってアンナの感情が良く伝わるようになっており、比較的前半ではアンナがよろけながらも青年とのコミュニケーションを取りつつ、立ち上がっていく様子にカラーが入ったりする。
それに反し後半になるにつれ、様々な真実が明かされていくとモノクロが続きなかなかカラーにならないシーンが続くのだが、
ラストのモネ「自殺」を見ながらの発言によりカラーになったのはきっと「生きる」ことをアンナは選び、愛する人を失ってでも人生は続く。死んだ人を思いながらでも生きると前を向いく事が出来、ここからがスタートと誓ったことによるカラー演出だったのではないかなと考える
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