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アドリアン、罪すぎませんか?
純粋すぎる気がするし、それ故にマリアを傷つけている。悲しい。駅でのキスシーンは本当だったと信じたい。私は嘘がカラーになっていると解釈しました。だから、最後にマリアが言っ…
第一次世界大戦直後のドイツ。
息子の死を悲しむ両親と婚約者の前に、友人だというフランス人男性が現れる。
謎解き要素が強そうな印象だったが、彼の正体そのものの意外性はさほどない。
むしろ、運命に翻弄さ…
第一次世界大戦で婚約者を喪い、悲しみに暮れるドイツ人女性の元に、敵国だったフランスから「婚約者の友人」と名乗る男が現れる話。
これは唸った……。隠れた名作。
この魅力は言葉では語り尽くせない。
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途中までフランツとアドリアンは同性愛者だったのかと思いましたが(そう思わせるという演出ですよね?アドリアンってゲイっぽいもの)そうではなくて、もっと興味深い展開だったので引き込まれました。全体として…
>>続きを読むため息と涙が止まらん。
『嘘』がテーマとしてあったけど、
今までみたオゾン監督の中でもわりと話の内容は、わかりやすかった。
大概終盤にかけてぬぐいきれないモヤモヤにモヤモヤするのがオゾン監督って感…
「優しい嘘」の連鎖。
切ない結末…こんなのお互いまた引きずってしまうよ…。
ちなみにルビッチの1932年の映画「私の殺した男」のリメイクである。
今作では前作と違い、最初彼女視点で描かれているので…
エルンスト·ルビッチの『私の殺した男』のリメイクだそう。そちらは未観なので、サスペンスとして楽しめました。予想とは違う展開に目が離せませんでした。ラストは観賞者に委ねられます。あれこれ、考えるのが楽…
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予想していた展開と違い、裏の裏をかいてきたオゾンに脱帽。
戦後、敵国フランスからドイツを訪ねた男性が浴びる冷たい視線や言葉を、今度はドイツ人がフランスで受けるというシーンが象徴的だった。
戦死し…
モノクロ映画なのにたまにカラーになるところ、素敵だった…カラーっていっても淡いカラーで綺麗でした。カラーになるシーンには何か秘密が?と思ったけど特になく。
戦争後の悲しい悲しいストーリーなのに、なん…
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アドリアンの正体がわかるまではミステリー色が強いのに、正体がわかると急に悲しいラブストーリーのようになる。
悪意のないまま近づいて、悪意のないまま去っていくアドリアンがどうしても恨めしく思ってしま…
©2015 MANDARIN PRODUCTION–X FILME–MARS FILMS–FRANCE 2 CINEMA-FOZ-JEAN-CLAUDE MOIREAU