あぁ〜多分今、凄く良い作品を観てる…よなァ〜?
という評価と、
やっぱりサイテー過ぎる、こんなのアリ?っていう評価のはざまで
何度も揺り動かされ、最終的には好意的な方へとうち流された。
そうならざるを得なかったというか、パワーに押し負け有無を言わさずそこに運ばれてしまったと云うか。
どちらにせよ、それこそが! 園子温ワールドに通じる物だと思っている。。(園子温本人は自分の作品に固定のイメージがあるのが嫌いらしい)
でんでんの抑揚のある啖呵が、
吹越満の、怯えと恐怖そして怒りへと向かう絶妙なリアリティのある演技が素晴らしく
心を奪われながらも、
…これは豚肉、豚肉だから…スペアリブだから❣️と自分に言い聞かせずにはいられなかった。
入院をお勧めしますと言わずにはいられない衝動的すぎる行動とそのエスカレート。異なるイメージの組み合わせによる意味の昇華?なんと言って良いのか分からない。詩人だよなぁ。
犯罪者に支配、服従させられる恐ろしさを、画面を通して観客までもが感じてしまうような、生々しいという言葉を超越した感触があった。
素晴らしかったよ。グハハ!!(でんでんスマイル)
なんのこっちゃ。
すべて投げやりなこの雰囲気がザ・平成の日本映画ってかんじ。