ダンクシー

冷たい熱帯魚のダンクシーのレビュー・感想・評価

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)
3.5
「人生っていうのはなぁ、痛いものなんだ!」

グロいし残虐だし、とにかく衝撃すぎた。こんなのありなの!?普通に気分悪くなりましたね。

1993年に起きた埼玉愛犬家連続殺人事件をモチーフにした本作。ある日娘が万引きをしたが、でんでん演じる村田という男に救われる。人当たりがとてもよく良い人にしか見えないが、押しが強く、娘は村田が経営する大型熱帯魚店にバイトで雇い入れられる。吹越満演じる気弱な男・社本は村田に投資話を持ちかけられ、話を聞きに行くとその場で村田に殺人現場を見せられる。驚いて腰を抜かす社本に村田と妻は強い口調で命令をし、強制的に加担させる。村田の本性は極悪非道なとんでもない悪人だった。後にひけなくなり、村田に恐怖支配されていく。。。

ヤバすぎる。本当に恐ろしいし、狂ってる。正直次元が違いました笑
何より、でんでんの演技力がハンパない。本当に怖すぎたし、でんでんが本当に悪人にしか見えない。でんでんが笑ってる動画見ても、素直に受け止められない。やっぱりこの人やばいんじゃ…ってなってしまうくらいだった。何かの縁と言って人の領域に食い気味にガツガツ入り込んで、犯罪行為に巻き込ませた後は家族の事だけ考えろと脅して逃がさない。支配するまでの過程が生々しくてえげつない。

殺人後は解体した肉片はサイコロ大にして川に流して骨は粉状になるまで焼く。手口も映像もリアルすぎるし、村田が言う「ボディを透明にする」というセリフは、モチーフとなった事件の犯人が本当に使っていたらしい。。。

この映画、エログロが剥き出しでやばい。R18ってこういう事だよなぁ!俺がこの手の作品に慣れてないだけかもしれませんが。いや、やっぱり客観視してもどう考えてもヤバい映画だわ。気持ち悪いし怖いんだけど、頭から離れない、忘れられない映画です。すごいなー
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