下調べせずに視聴。愛犬家殺人事件っぽいなと思ったらやっぱり愛犬家殺人事件だった(*_*)
ボディーを透明にする…有名なこの言葉も使われてましたね。
表のキャラクターはユーモアに溢れて魅力的、本質は冷酷で残忍。北九州や尼崎の洗脳も脳裏によぎります。
でんでんの演技が上手すぎて鳥肌立った！
ちなみに現実の愛犬家殺人事件とは細かい部分やラストが異なるので、事件の事を知ってても楽しめます。
この手の映画を観るといつも思うのは、誰が一番狂ってるのかということ。
まぁみんな狂ってるけど（笑）
最初は平凡だった社本が次第におかしくなっていくわけですが、結局、最初から孕んでいた静かな狂気が花開いたというだけで…社本の最後の選択はそういう事なのかなと。
物凄く日常から遠いようでいて、実は近いのかもなと思います。
「人生ってのは痛いんだよ！」という社本なた叫びは心にズシンとくるんですが
その前後で、村田は痛い痛いと呟き、アイコは痛い事するぅぅぅと叫び、娘は痛いんだよ！と切れ…
痛みを軸に様々なセリフが行き交うのがなかなか面白い。
わかりやすく痛みを拒絶した娘が、この後どうなっていくのかとモヤモヤ。
