過激でエログロ、キャラクター達もクセが凄いので見ててモヤモヤする割に、不思議と後味は悪くない?!
まるで、辛い食べ物が好きだからと(激辛料理)と格闘して、汗びっしょりになって食べ終わった時に感じる涼しさ・冷たさのような感覚に似ている 苦笑
物語の展開は早く、まるでジェットコースタームービーのノリなのだが、とりあえずメッセージは伝わる
「人生は・・・」
例えば、どんなに威勢が良く人懐っこさを利用して常に上からくるタイプの人間も、こちらが毅然としていれば警戒して直ぐには距離を縮めてこないが、オドオドキョロキョロしてる態度の人間には直ぐに絡みつき弱い所をネチネチ、ネチネチなぶっていく・・・常に自分を優位に立たせるために…
正直、でんでんに風貌やキャラまで似ている知人が居るのだが、本作のでんでんのキャラはそっくり過ぎて苦笑いするしかなかった(もちろん一般人)
鬼才・園子温監督は妻の神楽坂恵を主要脇役に据えて眺めるド変態だと思うが、このような開けっぴろげでストレートな作風は邦画界には貴重だ😜
(コーエン兄弟のフランシス・マクドーマンド、ティム・バートン監督のヘレナ・ボナム=カーターと、女優である妻を自作に出す)
何せ、それに応えられる役者陣を絶妙に配役している
吹越満、でんでん、黒沢あすかの怪演ぶりに、渡辺哲、芦川誠etc.
セリフも多く演技も撮影も大変だったろうと想像する💦
ホラー、スプラッターが好きな訳ではないが、過激なサスペンスと位置付けて他の園子温監督も見てみようと思う(ヒミズ鑑賞済み)
ロバート・ロドリゲスっぽいのかな?!・・・「ナチュラル・ボーン・キラーズ」が可愛く感じる程の本作😲