上海十月

冷たい熱帯魚の上海十月のレビュー・感想・評価

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)
4.5
6年前の感想を掲載。いや人に勧められないけど近年まれに見る衝撃問題作だ。でんでんが日本アカデミー賞助演男優賞に、お笑いファンとしてはイヤー泣ける。「みんなハッピーかい?」をもう一度やっていただきたい。テンポがでんでんの語り口でぽんぽん進む。映画的なお約束はすっとばして、目の前でもがき苦しんでる人間が居ても自身の哲学と新たな助手を洗脳しようと腐心するところが怖くもあり笑えてくる。描写がスプラッターだ。これには、さすがに嫌悪感のある人も出てくるだろう。しかし、映画ということと、なぜホラーだと許され、現実の人間で演技させたりスプラッタにすると批判が出るのだろう。それは、まやかしなのだと園子温は、観客に挑戦する。でんでんが骨向かって叫ぶシーンは、名演技だ。黒沢あすかの迫力もありエロとグロがごった煮の映画となった。この衝撃は、当分のこるな。
前から見ようと思っていたのだが、先日のMXテレビ「ニッポン・ダンディ」(現在は、バラ色ダンディ)で観たところ園子温のあまりのコメントに絶句。そしてこの映画の脚本家、高橋ヨシキも「恋愛映画」が特集であるにも関わらず繰り出す映画が「ザ・フライ」「ドラキュラ」。関谷アナと宮沢喜一の孫がドン引きする中、巨大なイチモツを持つ男とクリトリスが7つ持つ女が出会う映画を紹介。水道橋博士が「番組内で今テロがおこなわれてます!」と叫ぶ。思わずテレビ放送をDVDにダビングしてしまいました。そこで今作を思い出したわけです。
お勧めしませんが、考えさせられる映画です。