ずーっとうわっ滑りのまま終わった感じ。
ありふれたテーマだが、それにしても冴えない。
相手にイラついてるのに、恋に落ちるのはなぜだ。イラつかされても、それを上回る点をなにか見出したような描写もなかったが?
ギャビーは途中で試験勉強しなくなったがいいのか? 飼い犬が産んだ子犬、生まれた直後から目が開いとったぞ? そもそもあの子犬役、チワワじゃね? 親犬と犬種が違いすぎじゃね? 母犬ゴールデンで父犬がチワワとすれば、雄チワワはゴールデン彼女には背丈的に届かず、自然交配は無理だよ…。
ギャビーが事故って意識不明で入院中、普通なら夫トラビスは仕事に家事育児、大型犬2匹の散歩に世話にと悲しんでる暇もないと思うんだがなぁ。秘密基地に東屋建ててる暇あるなら、ギャビーの見舞いに行かないのか? ギャビーも後で言っとったが、意識不明でも聞こえてるケースが多々あるので、できるだけ見舞って語りかけてやれ、話しかけて刺激を与えるようにって医者に言われると思うんだがなぁ。
あの東屋、なんか意味あるか? 屋根は骨組みだけで日も遮らず、雨避けにも風除けにもならんぞ?
そういやギャビーは結局お嬢さんじゃなかったのか? 実は富豪に仕える家令と調理人夫婦の娘? なら幼少期から嗜んだ乗馬にゴルフなどの趣味は、富豪夫妻の好意でさせてもらってたってこと? 12歳でハリケーンが全てを失ったと言ってたのはどうなった?
そういう設定も、ストーリーに何ら作用させないなら、無意味で不要なくだりだと思うがなぁ。
そういう小さな「ん?」の積み重ねが、うわっ滑りなストーリー運びにしてしまったのだと思う。残念。