カス

青春残酷物語のカスのレビュー・感想・評価

青春残酷物語(1960年製作の映画)
5.0
3度目の鑑賞
やはり傑作
ラブロマンスを左翼的に昇華させるのではなく
ラブロマンスとして存在している
その中に左翼的要因が潜んでいる
そして物語がもつ力が強い
今日たまたま読んだ論文で近頃の
映画の感想への危険視というものがあり
映画の感想が綺麗だったというものになっているいまは危ないのではないかという話なのだが
これをみてなんだかしっくりきた
僕が好きな映画はやはり圧倒的物語
それか物語には到底勝つことができない
ただの生活その二つなきがする
それをどう切り取るかというところは
問題ではあるのだが綺麗だというものが
先に来てしまうのはおかしなことだ
うざったるいカメラワークも
爆音で流れる音楽も結局は
物語と生活には勝てやしない
カス

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