けーな

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語のけーなのレビュー・感想・評価

3.7
なかなか面白いブラックファンタジー。可哀想な孤児の兄弟の、世にも不幸な物語かと思いきや、なかなかどうして、機転を利かせて困難を乗り越える子供達が、たくましくて微笑ましく、笑って観ることができた。

前から今作を観たいと思っていた。それは、ジュード・ロウが語り手として登場すると知っていたから。ジュード・ロウは、レモニー・スニケット役として登場し、子供達の物語を語る役。シルエットも時々登場する。彼の語り口がとても良かったと思う。

今作は、ティム・バートン監督作品のような雰囲気を持っている。実際に、ティム・バートンが、監督を打診されたそうである。その時には、ジョニー・デップがオラフ伯爵、グレン・クローズがジョゼフィーンおばさんを演じる予定だったそうだ。その配役も、面白そうだが、実際には、オラフ伯爵は、ジム・キャリー、ジョセフィーンおばさんは、メリル・ストリープが演じている。子役は、エミリー・ブラウニングとリアム・エーケン。それらの配役が、ぴったりで、とても良かったと思う。ハリポタでピーター役を演じたティモシー・スポールも出演している。ダスティン・ホフマンも、友情出演していて、びっくり。
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