ハリボ

鉄コン筋クリートのハリボのレビュー・感想・評価

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)
3.7
【2018年42本目】

キャッスルオブシネマ(我が家)レイトショーはこちら、松本大洋原作の鉄コン筋クリート!原作好きな友達がセレクト!
私は未読です〜。

まず、びっくりするのが世界観の構築に対する圧倒的ビジュアル!!!松本大洋独自の独特なキャラデザの再現から背景までのこだわりがすごい。10年以上前の作品ですが、今年やった映画だよ!と知らない人に言ったら全く違和感を感じないはず。

スチームパンクでところどころレトロな世界観は魅力的で、常に眼福でございます。

その世界観を文字通り右往左往するクロとシロもまた魅力的。あと鈴木がかっこよすぎる。

権力のある大企業に斡旋され、失われていく下町の文化、その中で死んでいくもの、抗うもの、迎合するもの。これを根底に主人公以外のキャラにスポットが当たっているのが群青劇的で良かったです。

個人的にはイタチが現実に存在してるような描写もあったことから、イタチ同様シロもクロの中の一部として現実に存在するものなのかなと思いました。
いきなり象に乗ってるシーンとか、安心安心言いながらふわふわ浮いてるシーンが意味がそれなら説明つきますし。

そんな細けえことはいいんだよ!この良さは見て感じろ!な勢いも良い!

ジョン・ウィック含め自分一人なら見ないような作品をみれて満足な1日でございました。ナーイスフレンド!
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