Chillies

サマリアのChilliesのレビュー・感想・評価

サマリア(2004年製作の映画)
4.5
傍目から見たら道義的に許されない事や、理解できない事でも救われる人がいる。悪い男にも通底している部分。チェヨンが笑うたびに切なくなってしまう。
チェヨンとヨジン。
彼女達と買う男達。
その男達とヨジンの父。
そしてヨジンとヨジンの父。
あらゆるコミュニケーション、心の交流の形が示されていた。

寝ているヨジンにヘッドフォンを被せたり、枕元でのライトの点滅。泥にはまった車の足下の石を必死でどかす時の汗まみれの顔。観客は事実を知っている(気がしている)だけに、どれも切ない演出だった。

心がグラグラする作品でした。
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