ブラックユーモアホフマン

バリー・リンドンのブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
4.2
実はそんなにキューブリックちゃんと観てきてないんだけど、一番”普通に”面白かったかも。

ちゃんとした歴史劇。色んな映画を想起するのは、むしろこの映画に影響された後世の映画が沢山あるからだと思うけど。かなりてんこ盛りな内容。第一部は特に笑える。満席の映画アーカイブで観た。2回ほどハッキリ劇場が爆笑する場面があった。

ライアン・オニールってなんか腹立つ顔してるんですよ笑 『ある愛の詩』しか他みたことないんだけど、あれも全然主人公を応援する気になれないっていうか、なーんかコイツいけ好かない顔してんな〜と思っちゃって笑 だから、そう!こういう役よ!ライアン・オニールにはこういう役こそ似合うでしょ!!

誰かに似てる。たぶんパトリック・ウィルソン。パトリック・ウィルソンもこういう、情け無くて腹立つ奴の役似合うのよ。『アクアマン』もそうだった、『インシディアス』も『特攻野郎Aチーム』も『ウォッチメン』も『トマホーク ガンマンvs食人族』もそう。ライアン・オニール的な役者。

【一番好きなシーン】
・嘘バレてすぐ手下になるとこ。
・すぐ嘘つくのやめちゃうとこ。
・第一部の幕切れ。みんな滑稽。