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バリー・リンドンのwantaroのレビュー・感想・評価

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
3.7
どの作品も「他人事」的に描くように見えるキューブリックならではの「超他人事」映画。
共感を求めないながらも面白く観る事ができるのはさすが。お腹いっぱいの虚しさが溢れているのに魅力的。
歴史や文化を身近に感じられるが、歴史映画ではない。ある時代に生きた1人の男のおはなし。に、3時間(笑)

音楽や映像が、始まってすぐに「あぁキューブリックだぁ」あの空間感覚と、音楽の合わせ方は本当に独特。

面白いのかというとそうでもないけど、多分この映画はこれでいいんだと思う。
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