18世紀のヨーロッパを舞台にバリー・リンドンという人物の半生を描いた大河ドラマ。
二部構成で展開される物語で、ナレーションが時々入るので、状況の把握がしやすいのは良かったです。
それにしてもバリーはどれだけ濃い人生を送ってるんだと。笑
そこらの人より何倍も波瀾万丈の人生で、まるでベン・ハー並。笑
ただ中盤はちょっと退屈気味だったかな。後半でのリンドン家に取り入ってからの展開はなかなかのものでしたが。
衣装も華やかで、どのシーンを取っても芸術的。キューブリックらしさが全編に渡っていましたね。登場人物がしばらく無言でいるシーンもいくつかありますが、そういうところも彼ならではの演出でしょう。
キューブリックの映画が好きかどうかで、評価もある程度分かれるでしょう。3時間もあるし。