ビール隊長

美しい星のビール隊長のレビュー・感想・評価

美しい星(2017年製作の映画)
3.8
環境問題、ねずみ講、恋愛、政治。
身の回りのふとしたところに、耳障りがよい、落とし穴がある。一度陥ってしまったら、なかなか抜け出せず、その深みに泥沼のようにズブズブはまってゆく。客観的には、おかしな行動も、その人自身にとってはとても正しいことをしている気になってしまう。
弱い人の心と、見失いがちな身の回りの環境。
耳障りがよく、遠いところにあるがゆえに美化された問題よりも、身近なものへの感謝と努力をせよ。そう訴えかけられた気がした。
主観ではどうしようもなくダサい人生でも、たとえ使命を帯びていなくても、客観的にみると君の人生はそれなりに輝いていて、美しい。
そう、醜く弱く、儚いけど、微弱に美しいんだよ。きっと。
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