ベルサイユ製麺

美しい星のベルサイユ製麺のレビュー・感想・評価

美しい星(2017年製作の映画)
3.5
J storm!のサウンドロゴ、初めて聞いてビックリ星。

もう、全然分かった気がしません。むぅ。取り敢えず、テレビでお天気キャスターを見るとニヤニヤする様になってしまいました…。
例えばエヴァンゲリオンって、テレビ版しか見てないのですが、興味深かったのはストーリーやディテールの部分では無くて、容赦無い視聴者の突き放し方だったりしました。同様に今作でも、不可思議なストーリーの理解は早々に諦め、吉田大八が観客をどんな気持ちにさせたがっているのか?が興味の中心になりました。元々テレビコマーシャル畑出身の監督にとって、広く“大衆”とはどんな存在なのだろう?とか、特定のブランドを有難がるとはどういうことか?なんて。
まあ、結果よく分からなかったのですが、監督の過去作は概ね“主観のあてにならなさ”みたいなものをテーマにしてると思います。ましてや、体調の著しく優れない時の認識なんて、ねぇ。で、自分から積極的に騙されに行く心理って、凄く映画的ですよね。皆んなの信念で嘘をホントに変える訳ですから。だから、そんな話だと思って観ました。違うかもしれません。
どういう意図かは分かりませんが、劇中のイベントが宙ぶらりんで終わったり、重要そうな人物が途中から一切出なくなったりするのが、つげ義春の夢日記みたいで気持ち悪くてぞわぞわして良かったです。
個人的には、昔よく聴いていた平沢進の『金星』が使用されていて、とても懐かしい気持ちになりました。どうせならオリジナルで聴きたかったなぁ。

もし、ここまで読んでくださっていたら、申し訳ないです。特に何も有りません。ふふふ。

そんなことより、私のUFOは何処で迷っているのだろう。そろそろ連れてって欲しい塩梅です。