かなり加筆しました。
吉田大八はハズレがない印象で、邦画でもかなり好きな監督だ。
この映画はまず劇伴がメリハリ効いてて素晴らしかった!
最近観た中では一番だと思う。
音楽がかなりトンデモな内容の映画を引っ張っている。
調べたら 渡邊琢磨 という人。
バークリー中退でリトルクリーチャーとかデビツドシルビアンとも交流があると。
要注目です。
邦画にしては編集もかなりうまく、ダラダラしないでサクサク進む。
ただあまり語られていない疑問も多少残る。
いきなり何故太陽系連合なのか?
家族の会話で少しでも、じゃあ俺たちは太陽系連合だなとかあれば自然だが、何も説明無いのでびっくりする。
あと佐々木蔵之介はどうなってしまったのか?何がしたかったのか?謎の方が面白いかもだが。
金星人の彼は、金星人だったのか?ただの地球人の女たらしだったのか?
◯◯懐妊は本当なのか?
眠らされての◯で?
家族の映画なのに、語られるのは地球という壮大さ。
この二重構造がまた面白い。皮肉。
リリーさんはすっかり名優。
笑える。
佐々木蔵之介は非人間的な冷たい感じさせるとほんと似合う。
良かった!
橋本愛は器用な役者ではないので、役により当たり外れがあるが、これはかなり当たりだった。
亀梨和也はちょっと残念…
最後は乖離、解離ということなのかな?
色々、謎は残るけどかなり楽しめる面白い映画だった!