私何気に吉田大八さんの作品観てるなぁ。だけどいつもどういう気持ちで作ってるのかあんまり掴めないでいる。吉田大八さんが掴もうとしている信仰や崇拝、みたいな感覚があまりよく分からずにいるのかもしれないな。
映画は奇妙でキャストもこの難しい役を不思議な感じで演じきっていてとても見応えがあった。よくわからないのだけど、面白い。でもよくわからなかった。どういうことなんだ。うーむ。
橋本愛ちゃんと若葉竜也くんの文脈に引き込まれてドキドキする。騙す人と信じる人の対峙はとても神聖で奇妙で不可思議だ。橋本愛ちゃんがとても綺麗。
当たらないことで有名な気象予報士の大杉重一郎は、あるとき変な出来事と遭遇し火星人として覚醒する。娘の暁子はストリートミュージシャンの青年竹宮に会い、金星人としての自分を思い出してゆく。長男の一雄は水星人として自分の体の異変や記憶に気がついていく。妻は、お友だちから水をすすめられてマルチ商法にはまっていく。
原作は三島由紀夫さんの「美しい星」。原作読んでみたい。
