Jeffrey

ビッグ・ボウの殺人のJeffreyのレビュー・感想・評価

ビッグ・ボウの殺人(1946年製作の映画)
3.0
「ビッグ・ボウの殺人」
冒頭、1890年のロンドン。警察庁、操作ミス、無実の男、処刑、責任、敵対、警視に就任、密室の殺人、頭脳明晰、偽りの手がかり。今、グロッドマンを不審に思ったエムリックが彼を密かに追う…本作は「マルタの鷹」の共演で躍り出たグリーンストリートとローレのコンビで魅せるドン・シーゲルの長編ノワールミステリー処女作である。原作はイズレイル・ザングウィルの推理長編小説で、密室殺人を取り扱った古典名作。何が凄いって19世期に誕生した密室作品って事よ。映画うんぬんその前にに…原作者が凄い。ノワールDVD BOXに収録されていたが、ミステリーである…。個人的に複雑さがもう少し欲しかった。だが、役者の芝居が素晴らしいが為に楽しめた。特にS.Gは良かった。物語は妖しげな殺人が展開を追って起こり、霧の都ロンドンの警視庁の人々から尊敬されていた警視グロッドマンが捜査ミスによって無実の男が処刑執行され、彼は警視の座を追われ、敵対していたバックリーが警視に就任する。そして…と簡単に言うとこんな感じで、ミステリーノワール的な?作風でした。
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