バルバワ

ザ・プレデターのバルバワのレビュー・感想・評価

ザ・プレデター(2018年製作の映画)
4.5
今秋「プーさんを観に行きます。」と言うと「どっちを?」と疑問に思う方が沢山いらっしゃると思いますが、今回はハニーハントをするプーさんではなくマンハントをするプーさんを鑑賞致しました。

いやぁ…エリート?ハイスペ?上等だ!負け犬ナメンなよ!コラァヽ(♯`Д´)ノ

あらすじはハイスペなプレデターやエリート野郎どもを主人公率いる負け犬チーム"グループ2"と発達障害を持った主人公の息子ローリーが翻弄していく的な感じです。

もうグループ2の面々が好きでしてね。もうどうしようもなくダメでヘタレなポンコツ連中なんです。人間としてもコンプライアンス的にもアウトな奴らで、なかなかなポカをします。ですが、どこか愛しい!窮地になった時にだけなけなしの良心と勇気を振り絞る姿には胸を打たれました。


また主人公のクインの息子ローリーにもスポットが当たります。彼は発達障害の子どもですが、作中の誰より頭が良く記憶力と理解力がグンバツです。学校じゃ誰にも相手にされませんが、対プレデターではかなりの活躍を見せます。

そして今作の台詞の中に「発達障害は人間の進化とも言える。(うろ覚えですみません💦)」というものがあります。何気無い台詞ですが結構胸にきました。こういうモンスター映画で社会的に偏見や差別の目に晒される立場にある方々に対しての優しい目線を取り入れていのは意外性があっていいですね!


さて今作の敵はハイスペックのプレデターと政府のエリートの人間共です。エリート共は狡猾なインテリ野郎なので良い感じムカつくので敵として◎!また今回のプレデターはマジで頭良いし強いしで参っちゃいます。でも、その最強の敵をポンコツのグループ2と子どもがチームプレーを駆使して立ち向かうのだから血湧き肉踊ります!

あと、グロい!でもただグロいだけじゃなくて、このグロさはプレデターの残虐性や怪物性を表し、また「こいつとタイマンしても敵わない!」ということを教えてくれます。

あと、これは全くの個人的な憶測ですが今作は昨年公開されたドゥニ・ヴィルヌーブ監督のSF映画『メッセージ』と似てる部分があった気がします、どちらも親子の話でエイリアンが人間に何かを伝える話です。またエイリアンとコミュニケーションを図るシーンや冒頭のシーンと終盤のシーン(今作でいうと森でのアクション)が重なったりと共通点が多いのです!
なので『メッセージ』でアクションシーンを観たかった方々には今作は必見ですよ!←とんだヨタ話
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