『ここに真のヒャッハーがある!!』
アメリカ特殊部隊のスナイパーだったマッケンナは任務中に飛来した異星人「プレデター」に襲われるも部隊が壊滅するも何とかプレデターを撃退する。プレデターを長年研究している極秘機関スターゲイザーに捕縛されてしまう。
プレデターシリーズ最新作。
監督は「ナイスガイズ」「アイアンマン3」をメガホンを取ってきたシェーン・ブラック。
自身も俳優としてシリーズ1作目に出演してると因縁めいたモノがある。
やはりコメディセンス光るシェーンブラックの作家性が強く出ていて、まさにお祭り感があった。
そういう意味では第一作目のプレデターからはイメージが大きく変わったとは思う。しかし、それはクリーチャーキャラクターの宿命だろうと思う。
ホラー映画の貞子や伽椰子ですら初登場の恐怖の象徴からは、かけ離れてしまっている。
もう怖さの象徴じゃなくてクリーチャーというよりもヴィランへと変わっていると感じた。ヴィランとしては今作のプレデターは最高だった。
バンバン人を狩りまくる。元来の隠れて迫って殺すのでなく正面切って殺しまくる。今回のプレデターはドン勝を獲りに来てやがるｗ
まさかプレデターのサムアップが見れるとはｗ
人間側も軍人は軍人だけど。シェーン・ブラックが出演していた1作目のキャラの濃い軍人を、さらに磨きをかけたキャラばかり。細かいキャラ紹介もなくても会話の掛け合いでキャラをキチっと立たせているし。
そんな個性と個性の戦いで爽快感と派手さは見てて気持ちがイイ。
中途半端が一番、ダメだと思うだけどに今回はやり切っている。振り切っている。
と思えば漢と漢の熱い戦いだけと見せかけてキチンと親子愛を描いている。そこを支えているのは息子役のジェイコブ・トレンブレイくん。
発達障害を患っているという役を印象深くはないけどサラッとこなすのは流石。
少し苦言を呈すると主人公のマッケンナが弱い。
周りの仲間がキャラが濃いせいもあるのだが。サブリーダー的ポジションのトレヴァンテ・ローズはキャラの濃いメンバーたちのまとめ役として静かにイイ演技をする。そこがチョット残念ポイントではある。
それでも個人的にはキチンと第一作のDNAを受け継ぎながらもプレデターをヴィランと捉えてエンタメ映画に仕上げてるのは流石、MCUシリーズ監督になっているだけはある。
動画レビューはコチラ。
https://youtu.be/5aw8zD_T4kA
