ザ・プレデターの矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

　人命の軽さがなかなか清々しいのだが、演出がいまひとつゆえに笑いが突き抜けないもどかしさがある。スターゲイザー（よくわからん組織）のボスの最期なんてもっと面白くならなきゃ嘘だろう。ジョークの応酬でリズムが停滞するのも何だかなあと思うけれど、宇宙犬やアホヘリのユーモアは良いと思った。その極みがモーテルでのシーンで、こういうオフビート感がシェーン・ブラックという人の本領なのではないかと思ったりもする。
　プレデターの台詞に字幕が出るのはどうなんですかね。個人的には興ざめなんだが。