yoruichi

海は燃えている イタリア最南端の小さな島のyoruichiのレビュー・感想・評価

4.3
地中海にあるランペドゥーザ島が舞台。20年間で約40万人の難民が辿り着いた。過去には島民と難民の関わりがあったが現在は
海上で難民を受け入れるので 関わるのは島に1人の医師のみ。溺死する者 劣悪な船の中で死亡する者 危篤状態の者 全て彼が立合う。凄まじい船内だった。それに対比して 島民の12歳の少年がいる。叔父が海で採ったイカを祖母がトマトソースで煮て パスタと和える。それを蕎麦のように美味しそうに啜る。パスタを啜るイタリア人を初めて見た笑。裕福ではないが 木を切りパチンコを作り 勉強に励む。少年と難民が交互に映し出されるのを観て 胸が苦しくなった。
映画が終わって 渋谷の街。他国の人と日本人、スマホで写メを撮り キャッキャしてる。思えば自分もこっち側、凹みました。
yoruichi

yoruichi