夏色ジーン

海は燃えている イタリア最南端の小さな島の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

3.7
感想川柳「こんなにも 近いところで 交わらず」

レンタル店でパッケージ借りでした。φ(..)

イタリア最南端にある小さな島、ランペドゥーサ島。北アフリカにもっとも近いこの島で友だちと手作りのパチンコ遊びに興じる12歳の少年サムエレをはじめ、島の人々はごくありふれた毎日を送っている。そんなランペドゥーサ島には、アフリカや中東から命がけで地中海を渡り、ヨーロッパへ密航する難民や移民たちの玄関口というもうひとつの顔があった…というお話。

あらすじから少年と難民の交流か衝突を描いた作品になるのかなと思ってましたが、同じ島なのに全く交わらないという感じでした。(;゜∀゜)あくまで少年は少年の生活、難民は劣悪な船から救助されて生き延びる者、息絶える者を映し、双方の共通点は島の医師に診てもらっているということだけ。(*_*)

何かドラマチックな事が起きるわけではありません。(-_-)ただまざまざと現実を思い知らされるだけです。(。´Д⊂)1000ドル近い金を払って命懸けで海を渡るというのがどういうことなのか分かります。(-_-)