ねぎおSTOPWAR

王の運命 歴史を変えた八日間のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

4.0
NHKでも放映していた「イ・サン」という韓国ドラマを楽しく観ていたので、この映画はとても楽しめました。
映画で言う「王」とは主に朝鮮王朝21代王の英祖でソン・ガンホさんが演じています。22代は孫にあたる正祖(イ・サン)なんですが、18世紀のこのあたりは韓国でも好まれているようです。なにせドラマチックな展開ですし、正祖ってかなりレア(?)な良い王様だったようで・・。
映画の中のソン・ガンホさんのセリフにもある通り、朝鮮王朝の歴史ってすさまじいものがありまして、親が子を殺し、子が伯父を殺し・・などまさしく骨肉の争い!

日本では10代家治、11代家斉の頃でしょうか。この意味でも日韓の王朝(政府)は対照的でしたね。

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「イ・サン」のあらすじを簡単にお知らせしますね。
この21代英祖には息子がいるんです。英才教育を施して継がせようとするのです。しかし側室のひとり若いやつがいて、こいつ実父など重臣たちを裏であやつり、息子(サドセジャ)を罠にはめるんです。英祖はそれと知らずに息子を殺してしまう。
そしてその子(英祖の孫)に英才教育を施し、ついに王位に就く。良い政治を行ったようですが、早逝していまったようです。そしてあらためてあの側室・・まあ途中で王妃になるのでおばあちゃんにあたるわけですか、彼女が実権を取り戻したそうです。
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さてこの映画では、この英祖と息子との関係性にフォーカスしています。ドラマでは割と薄いところでもあったので非常に楽しめました。

みなさんに等しく楽しいものではないと思います。王朝ものお好きだったら是非!