sakura

未来よ こんにちはのsakuraのネタバレレビュー・内容・結末

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

前半、こんな多忙な日々の中、パンクせずに仕事や母親の相手をこなしている姿に尊敬を覚えながら見ていた。
「死ぬまで一緒に過ごすと思っていた」夫に突然離婚を言い渡された後や、その後の悲しみや孤独の中でも凛として生きている姿がかっこよすぎた。
自分ならこうはいかないだろうな、と思う反面、こうありたいと思ったりもした。

哲学は難しくてわからないけど、たくさんの本を読んでたくさんの思想に触れて、まわりの雑多な情報や価値観に振り回されずに自分の頭で考える人間になりたいと思った。

どんな人生の中でも音楽のもたらす力、そしてラストの風と海の音を聞くだけのために…のくだりで自然のもたらす力の大きさを感じた。
見終わって、なんだか自分の人生も、色々あるけど、丁寧に生きたいと感じた。 


⭐︎2020/5/19 2度目の鑑賞⭐︎
前回同様でやはり良い。
離婚した後に娘が出産し、病室で急に泣き出してしまうが、言葉にならないそういう気持ちってあるよね…って思う。
夫と別れるのは仕方ないのだけど、あの海辺の素敵なお庭の別荘にもう行けないのは悲しいな。
それにしてもフランスの学生の政治への熱心さはすごいと思った。こんなに若い頃から自分の意見をはっきり持って主張できる、意見を言い合える授業風景など、日本とのギャップを感じる。
黒猫のパンドラを欲しいならあげる。猫アレルギーだから。とか言いながら必死で探すシーンが今回心に残った。
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