メットガラと企画展の準備風景をデザイナーの視点ではなく、プロデューサーとMET(メトロポリタン美術館)のキュレーターの視点で描かれているところが興味深い。一晩で数十億を捻出するメットガラ観覧の配席へのこだわりなどは、アートとビジネスのバランスを考える上で必見である。J.P.ゴルチェ、J.ガリアーノ、K.ラガーフェルトなどの登場。そして、展示ディレクターにウォン・カーウァイを依頼するあたりMETの見識の深さが窺える。そして、あらためてアレクサンダー・マックィーンの喪失はファッション界にとって大きいものであったことがわかる・・。