いじめられっ子でホラー映画好きの少年は兄が殺人鬼で部屋に生首を隠していることに気づく。。。
普段ホラー映画を見て怖いと思うことはほとんどないのだが、これは怖い!と思った。
この映画の狂気は殺人鬼の兄ではなく、そんな兄を受け入れて内緒にしておく弟の方。兄もそんな弟を受け入れる。この兄弟は両親や社会を自分達とは違うものとして拒絶していて、二人の絆が感じられるようにもストーリーはできているのだが、最後にその想いは大きく裏切られることになる。
緩急のついた容赦ないグロがこの映画にとても合っている。DVDでなくビデオで映画を見る時代設定。この映画自体がそういった頃の自主製作映画みたいなカメラワークなのも良い。
ところどころのグロもひどく堅気の人は見てはいけない部類のホラー映画。
ホラー映画好きで心配な子どもに見せるとショック療法になる? いや、ショックが強過ぎでしょ。