原題『TRUEMAN』
これは主人公の愛犬の名前で
作中では息子と言っている。
あいも変わらず
想像の余地を与えない邦題に
ガッカリしかない。
穏やかな映画だ。
冷静に動揺する男友達。
再会するやいなや、
あんなこと言っちゃって、
茶化すが目頭が熱くなっているのは
容易に眼に映ってくる。
TRUEMANに、
カナダの熊はどうだ?
って聞かれたって、
こんなユーモアが好ましい。
末期症状が出始めたら
ある薬を飲む、と。
すぐ前に観た『或る終焉』を
思い出さずにはいられなかった。
『死』について、
自分の、家族の、思考する時期。
自分の死は自分で決めたいのは
本望なのだけど。