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透明人間のswansongのレビュー・感想・評価

透明人間(2019年製作の映画)
3.9
「透明人間が食べたものは、 外から"見えちゃう"の?」

「どこへ行くにも"全裸"って、 寒いし無防備すぎません? だいいち途中でガラスとか踏んづけたらどーするの?」

そんな心配はご無用!

前作「アップグレード」で、 「ありそうでなかった斬新なひと工夫」を次から次へと繰り出して、 我々観客を最後まで楽しませてくれたリー・ワネル監督が、 今回もやってくれました♪


以下、 ストーリィには触れませんが、 透明人間の仕組み?に関するネタバレを含みます。
まだリー・ワネル版「透明人間」をご覧になっていない方はご注意ください。







それでは話の続きを。


冒頭に記した「透明人間に関する素朴な疑問」へのワネル監督からの解答は、 なんと「光学迷彩スーツ」!

実際に米軍が開発してるこれのプロトタイプみたいなやつ、 昔テレビで見たことがあります。

「背中に取り付けたカメラが捉えた映像を、体の前面にはりめぐらせた液晶画面に映し出す」というシンプルな仕組みで、 「遠く離れた敵の目を一瞬ごまかすのがやっと」という感じでしたけど…

テクノロジーの進歩は、 私のごとき凡人の想像の域をはるかに超えておりますから、 今ではこの映画に登場するような高性能のスーツが実用化されているのかも知れません。

そう言えば近ごろ我が家では …


スマホ、 職場や家の鍵、 エアコンやテレビのリモコン、 しまいにはついさっきまでかけていたメガネまで!

「身の回りのモノが忽然と消えてしまい、 やがて考えられない場所から発見される」という「怪奇現象」がしょっちゅう起きています。

きっとこれは、 "ヤツらの恐るべき陰謀"を察知してしまった私をつけ狙う「インヴィジブル・ピープル」の仕業に違いない!


(*≧σ≦)) チャウチャウ!ソレハ "老化現象"。


2020ー108
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