DV男の元から逃げた妻だが、彼は光学迷彩の研究の第1人者。プレデターばりに姿を消して近づいて地道に嫌がらせを働き彼女を孤立無援にする。リー・ワネル監督、ブラムハウス製作のウェルメイドな低予算作品。
古典ホラー『透明人間』のリメイクで、本作は透明人間につきまとわれ追い詰められる主人公視点、定点カメラで何もない所を映し、「もしかして、そこに？」とじわじわ緊張感をもたせつつ、尺を稼ぐ演出の連発も、多少冗長さを感じるものの違和感なし。劇中主人公本人が「何で私なの」と漏らしていた通り、超ハイテクと巨万の富を持つ男が異常に主人公に拘る理由はよく分からないのだが……。
