シリアスな透明人間。「インビジブル」みたいなおふざけはない笑
人体を不可視化するという歴史的発明をしておきながら、学会で発表するでもなく、軍事用に売りさばくでもなく、ひとりでこっそり使うところが陰湿…笑
そもそも何のために作ったんだろ、あの◯◯◯？
自分が他者から見えなくなったとき、つまり「他人の目」という社会的・倫理的縛りがなくなったとき、人間がいちばんしたいことは何か。
「インビジブル」ではエロだったけど笑、本作は…。
主人公セシリアは最初からずっと被害者なのに、客観的に見たらだんだん彼女の方が精神異常者に見えてくる。
それくらい、憔悴していくエリザベス・モスの演技がよかった。
「アップグレード」と同様、近未来的で無機質なインテリアもよいです。
スリルとサスペンスの連続で、アトラクション的な面白さでした。
