トレインスポッティングから実に20年振りとなる続編。
前作の公開当時僕は赤ちゃんでしたし、作品も今年の頭に初めて観ただけの人です。
前作をリアルタイムで観て映画と同じ歳月を過ごして来た方ほどこの2は心に染みる作品なのではないかと心底思いました。
20年経っても何も変わらないあの4人だが時間は流れ文化、習慣、人生観、カルチャーも変わり、インターネットが普及した。
ドラックに溺れていた20年前の彼らと同じ今の人たちはSNSに溺れている。
レストランでの長台詞が的を得ている。
人との交流の仕方が容易になり、顔も知らない人たちに人生の出来事を公表することが出来る。
そうやって何かに依存して人は生きているそうしないと生きていけない生き物なんだと思った。
同じレールに今も立ったままだけどやれる事はある生きている限り道はある。
下手くそながらも必死にもがく4人の姿に感動した。
見終わったあとに伝わってくる深いメッセージ性、キャリアを重ねさらに洗練されたスタイリッシュでカッコいいダニーボイルのアートな演出。
前作に対する答えになってるし、20年という歳月がいい味を出していた。
続編として申し分ない作品。
僕が40代になったときこの映画を観て何か新しく感じるものがあるかもしれない、
これからどんな人生を送りたいか見当も付いていないが、今やれることをがむしゃらにやって生きたいと思った。
