「自分自身に問うしかないのだ…」
どれだけ才能があるのか
どれだけ背負うものがあるのか
どれだけ苦しんだのか
どれだけ努力したのか
どれだけ逃げなかったのか
どれだけツイテいたのか
どれだけ勝ちたかったのか
どれだけ落ち着いていたのか
どれだけ全てを賭けたのか
どれだけ…
このどれだけを「誰よりも」に代えたとしても
考えうる様々な理由を並べてもそれが結果に結びつかない
将棋に勝つ人は、ただ一つ「強い」のだ
将棋のドラマを観て初めて、将棋が解りたいと思った
零の対局には友からの言葉や、それまでに感じてきた様々な感情、対局相手から伝わるものまで、零に刻まれ繋がっているものが溢れる
零と繋がる人々、零を包む人々、零を見つめる人並み人々…人って温かい
対局後の横顔にその人の歩んできた道筋が見える
自分の将棋を、自分を大切にしろ
壮絶な人生の一編を見届けたような感覚
