おちゃか

3月のライオン 前編のおちゃかのレビュー・感想・評価

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)
3.1
三月のライオン、羽海野チカさんは間違いなく神木くんイメージしてるよね。で、やはり神木くん上手いね。髪の毛のボサボサ具合もよくわかってる。毎度思うんだけど、こういう草食系のひとって増えてきてるのに、いざ役者となれば神木くん以外にはいないのはなぜなんだぜ?

有村架純ちゃんも演技うまくなったなぁ。香子のイメージと違うのに悪女になってる。目が良くなったよね。朝ドラでもどんどん良くなってたし、ただの美人じゃないよね。楽しみだ。

三姉妹、やっぱり倉科カナちゃんだね。もう少し若い時なら間違いなくヒナちゃん演じてたんだけどな。イメージにも合うし。アカリさんは…上戸彩とか!

島田さん、蔵之介かー!
いい!ベスト!配役ぴったり!上手い。将棋指しみたいに見える。

ちょっと違和感があるのが宗谷名人の加瀬亮。原作とまったくイメージが違う。あの表情だと過去に闇を背負った感じにならないんだけど、大丈夫か?

撮り方は、やっぱり「漫画ありき」になってたなぁ。しかたないんだけれど。実写で初見のひとはキャラクターに感情移入するまえに後編にいっちゃう感じじゃないか。個性強いの多いし関係性を説明する尺ないしね…

もったいなかったのは
「どうしてなんだよぉぉぉっ」だよねーここ漫画なら泣いてたけど、作品じゃ…サラッと…

熱出して寝込むのも、これまたサラッと…家族愛とか感じる間も無く終わったし…この映画のテーマなんじゃ…

VS島田戦。
これも流れが速いぃぃぃ
もっと恥をかいて!恥ずかしいシーンなんたから!

次、香子ちゃんとの言い争いに絡む三姉妹!ここ!もっと青々しいから!大人の事情とヒナちゃんの純粋さが交差する大切なシーンだから!あぁぁぁ…

いろいろもったいないなぁ。
アニメ見てから見たほうがいいね。そんなにガッカリする落差ないしね。

でも、役者の演技力と原作の重厚さで上手く着地できていた。
良作。

20210817再見。
やっぱりキャスティングがいいね。
改めて見直すと、家族の話なんだね。
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