コーディー

3月のライオン 前編のコーディーのレビュー・感想・評価

3月のライオン 前編(2017年製作の映画)
3.8
まだ前編やけど139分って言うちょい長の時間を感じさせないし、評判はボチボチみたいやけど面白かったです!

原作が面白いんでしょうね〜未読ながら主人公・桐山零の生きる手段として始まった将棋人生。ここで強くなるしか自分には居場所も何もないという拭えない孤独からくる切実さがとても苦しい。けど重なる苦境に耐え自分と向き合う零の生き様は観応えありました。
神木隆之介の心配になるぐらい細いカラダでへし折られそうになりながらも芯の強さと優しさを感じる渾身の演技はとても良かったです。やっぱこの人は逆境から這い上がる姿が絵になるしカッコイイね〜

自分が上がることは誰かを蹴落とすのと同義な実力世界でその葛藤に苦しみながらも支えてくれる川本家の人々らとの交流、周りの人たちとの時間を経て成長しさらに棋士として人間としても強くなる。
漫画っぽさをを感じるとこもあるけど大なり小なり誰しも儘ならない何かを抱え生きているって言う普遍的なテーマもスッと入っていけた。

これでもかってぐらい豪華なキャストも散らかってないし将棋に詳しくない自分でも加瀬亮、伊藤英明、佐々木蔵之介と一目で色の違いがわかり盤面が読めなくても戦法やキャラクターを掴めるのはイイ配役でした。染谷将太には意表突かれたしw鬼のような有村架純もなかなか良い!

この調子なら後編もサ〜ッと観れちゃいそうです!