素晴らしき哉映画

3月のライオン 後編の素晴らしき哉映画のレビュー・感想・評価

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)
-


2作目


3月はライオンのように
荒々しい気候で始まり、
子羊のように穏やかに終わる━━
(春の訪れを表す英国のことわざ)


序盤から桐山零(神木隆之介)と室谷冬司(加瀬亮)の対局がこの続編で面白くさせるであろうという展開。

中盤あたりは、ひなたのイジメに対して零がなんとか助けたい気持ちと家族愛もみれました。それにしてもひなたはとても勇気を出しきったと思う。

終盤あたりでは対局での零の心の声や幸田柾近と娘の香子との会話では将棋の一手を諦めず見つけるのも自分次第、人生も同じ。将棋で苦しむのも楽しむのも自分の心一つで変わる。将棋と人生がとても近くに表裏一体を思わせる作りでした。

前作も含めて登場人物が多い割りに、表の顔と裏となる悩みや問題を抱えてるところにも焦点を当てて丁寧に作られてるのが印象的でした。
将棋で勝敗を決め、それで盛り上げたり下げたりだけという感じでは無いと思う。
___________________

神木隆之介♠桐山零(キリヤマレイ)
大西利空♠桐山零(少年時代)

【幸田家】
有村架純🔴幸田香子(コウダキョウコ、長女)
豊川悦司♠幸田柾近(コウダマサチ、八段のプロ棋士、零を引き取り師匠でもある)
萩原利久♠幸田歩
原菜乃華🔴香子(少女時代)
鈴木雄大♠歩(少年時代)

【川本家】
倉科カナ🔴川本あかり(長女)
清原果那🔴川本ひなた(次女)
新津ちせ🔴川本モモ(三女)
前田吟♠川本相米二(カワモトソメジ、祖父)

伊勢谷友介♠誠二郎(父親)
板谷由夏🔴美咲(川本相米二の娘、三姉妹のおば)

佐々木蔵之介♠島田開(シマダカイ、八段A級のプロ棋士)

伊藤英明♠後藤正宗(ゴトウマサムネ、九段A級のプロ棋士、零と対局)
加瀬亮♠宗谷冬司(ソウヤトウジ、史上初めて七大タイトルを制覇した天才棋士、零と対局)

高橋一生♠林田高志(ハヤシダタカシ、高校教師、零の理解者)
中村倫也♠三角龍雪(ミスミタツユキ、あだ名はスミス、六段のプロ棋士)
尾上寛之♠松本一砂(マツモトイッサ、五段のプロ棋士)
染谷将太♠二海堂晴信(ニカイドウハルノブ、ライバル視はあるもののどちらかといえば好印象)

岩松了♠神宮寺崇徳(ジングウジタカノリ、日本将棋連盟会長)
斉木しげる♠柳原朔太郎(ヤナギハラサクタロウ、プロ棋士)

🎵主題歌:藤原さくら「春の歌」🎵

✏原作:羽海野チカ「3月のライオン」
 (白泉社刊・ヤングアニマル連載)
___________________

📍香子と歩の名前
⇒将棋の駒、香車と歩(フ)
📍柾近と香子の会話
⇒過去の盤面も踏まえて

1回目