ねむ

3月のライオン 後編のねむのレビュー・感想・評価

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)
4.2
やっぱり皆あのとき、それぞれが自分と向き合っていたんだな。

『不思議だ。人はこんなにも時が過ぎた後で、全く違う方向から嵐のように救われることがある』

直前まで思いもよらなかった誰かが、突然自分の恩人だと知ることが確かにある。
自分は絶対正しいなんて思っちゃいけないって思ってるけど…この選択は間違ってない!って言い切れるほどの確信持てる行動って数少ないから嘘じゃない。

守りたいものを全力で守りに行って、それが自分よがりだったのかななんて気づくの しんどい。
自分のやり方じゃ何がいけなかったんかなとか思う。
これしかないって強いような、脆いような。
どっちなんですか。

積み重なったものや無数の角度のたった1つの今しか見えてないことを痛感させられるの好き。
誰の人生も全て見えた気になっちゃいけないなってまた思った。
その時その時の無限の選択肢から1つを選んで進むのに、
大切なことはいつも1番にわけがわからなくなるので。

うわー…何このエンディング。
映画館で観終わったときのすごく好きな感じの余韻きた。
あー、成長したい、たまらん。

追記
プロジェクターなんとか復旧???
恐る恐る観てる。

追記2
元々季節は春が1番好きで、エンディングの歌聴いて余韻がすごかったのって、春という言葉に1番似合うのはワルツだなって思っていたのもある。
このこっそりスキップみたいな気持ちの時の自分が1番好きだからかも。
ねむ

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