3月のライオン 後編の作品情報・感想・評価

3月のライオン 後編2017年製作の映画)

上映日:2017年04月22日

製作国:

上映時間:139分

3.7

あらすじ

中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、東京の下町にひとりで暮らしている。幼い頃に交通事故で両親と妹を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から幸田家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は川向こうに住む川本家の三姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。今、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と…

中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、東京の下町にひとりで暮らしている。幼い頃に交通事故で両親と妹を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から幸田家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は川向こうに住む川本家の三姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。今、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神の全てを賭けて挑む、想像を絶する戦いが零を待ち受ける!

「3月のライオン 後編」に投稿された感想・評価

零が川本家と出会って1年後、再び獅子王戦の季節がやって来る。最初は戸惑っていた零だが、今では川本家の3姉妹と普通に食卓も囲んでいた。しかし、零の義父である幸田柾近が引きこもりとなっていた長男・歩に突き飛ばされて入院し、獅子王戦を不戦敗となってしまう。長女の香子も仕事も続かず、不倫相手のプロ棋士・後藤への想いをつのらせていて、幸田家のほうは崩壊の危機に瀕していた。一方の川本家のほうも次女のひなたがクラスメイトをいじめから救ったことで、逆に自分がいじめの標的にされてしまう。そんな最中、家を出ていった3姉妹の父親が突然帰ってくるなど、川本家のほうも大きなトラブルを抱えようとしていた。様々な棋士たちの想いを抱えながら、獅子王戦は進んでいくのだった。。羽海野チカ原作の将棋を題材とした同名コミックを「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督、「君の名は。」の神木隆之介主演で実写映画化した2部作後編。

前作から期間をあまり置かずに公開となった2部作の後編。前編のほうの感想文では、映画としての一本筋を作らずに原作コミックのエピソードを複数ただ追っているだけという点を評価として低くしましたが、後編では前編でそうしたただ流していた複数エピソードをまとめる方向に動いているので、前後編を合わせて、ようやく作品が1つのまとまりを見せてきたのです。なので、特に零が育ってきた幸田家、そして、これから共に未来を作ろうとしている川本家に絡んでくるエピソードが胸を迫るものになってきたと思います。家族を交通事故で一度に失い、運命のなすべきまま、将棋で生きるしかなかった幸田家での日々。その中で必死過ぎたからこそ、逆に幸田家の不和を誘ってしまった厳しい現実。逆に、これから生きようとしてきた川本家のほうも見た目ほど完璧でもないという現実。でも、零にとってはこんな自分でも支えてくれようとしてくれた川本家の人たちに何とか報いようともがいていく。川本家のために男になった零にとって、逆にそれは幸田家での日々を省みて、そこでも何とかできないかと考える大人の男へと成長していくことになるのです。

作品を見ていて思うのは、ここで描かれることはプロ棋士という特殊な世界とも思えるけど、実際は誰しもが悩み答えが出ない、家族の問題であったり、自分の問題であったりするのです。エピソードとしては父親であったり、不倫であったり、いじめであったり、引きこもりであったりと、いろいろな形で象徴されるわけですが、その人生種々の問題は教科書のような明確な答えが用意されているわけではない。もはや家庭の数だけ、人の数だけ、それぞれの問題は違うわけで、その解決法は自分で決断し、もがきながらも見つけていくしかないのです。でも、その中で真実だなと思うのは、人に対する優しさの見せる強さというもの。僕が特に素敵だなと思うのは、零が引きこもりの歩にかける言葉であったり、川本3姉妹が父親に語りかける惜別の想いであったりというところ。やはり不器用な生き方しかできない人であっても、こうした優しさは強さになるなと思うのです。

いびつであった前編を回収していく後編は、近年の前後編ものでは珍しく後編がよかった(大抵は前編のほうがいいのですが。。)作品となりました。それでも、ひなたのいじめ部分であったり、後藤以外の棋士たちのエピソード(島田、二海堂らのものが特に、、)が薄っぺらいなと思わざるのを得ないのは、やはり残念な部分でもあります。。
mikaco

mikacoの感想・評価

3.1
盛り込み過ぎて勿体無い

香子のくだりはもっとカットしても良かったのでは?
架純ちゃんがあまり馴染んでない分、
余計だったかなと

ただ獅子王戦の局面からのラストが美しかったのもあって、良い余韻が残りました

原作読み直したい!
Makyu

Makyuの感想・評価

3.2
前半からの期待感があったけど、思ったほど気持ちが入らなかった。
将棋の映画としては、「聖の青春」の方が好きだった。
あ

あの感想・評価

3.5
神木隆之介の迫真の演技に魅せられた。葛藤が強く伝わる。後藤との対決シーンで頭を叩き、掻き毟るシーンは本当に印象的。
桐山零を中心に様々な家族の群像劇が描かれているが、最終的にそれが全て桐山の心の成長、そしてその演出が将棋の成長として表現されているところが巧みで面白かった。
相変わらずボイスオーバーが多いのは難点。
先生の「結果は大事だけどな、人に伝わるのは結果だけじゃない」という台詞が物凄く良い。響いた。
Mayu

Mayuの感想・評価

4.0
人生に100パーセントのsolutionはない。そしてsolutionはそれが最善ではないこともある。

1人の人間を中心に展開される、いくつかの家族そして人々の人間らしい物語。いくつもの家族が出てくる中でもスムーズに話が展開し、それぞれにメッセージ性が強いのがすごい。
小さい物語の中に散りばめられる複数の主題が、桐山レイという1人の人生を通し、鮮やかにしかし重く描かれる。
前編はすこし、物足りなさがあったが、前後編通して見てバランスのとれた映画。

大人になればなるほど、理論では片付けられない葛藤に直面する機会が増える。というかもう出会う出来事全てが、「大人の事情」で、だから大人になりたくなかったのにとよく思う。けど、この映画を見てそれでいいのかもしれないと思えるようになった。人生は選択で、どこを選んでも、たとえ人から見てその選択が間違ってたとしても、自分自身は人生に100点と自信を持って言えるようになりたい。
いいところで終わってしまった。原作はどうなんだろうか。
神木くんを全力で応援したくなる話だったな。
りい

りいの感想・評価

3.6
暗闇の中の大切な光を守るため戦う姿が…胸をしめつけられる。
まわりが見えないほど真っ直ぐに突き進んで、大切なものを傷付けてしまう、難しいね。
まこ

まこの感想・評価

4.2
ずっと暗闇の中で戦ってきた零だったが、気づいたら自分の周りにはたくさんの支えてくれている人がいた。
川本家のみんなを助けたい気持ちが、空回りし、辛い時間を過ごすことになる。
でも、最後はすっきりして作品を見終えることができる。
個人的には、高橋一生のような先生がさらっと横にいてくれることって大きいなと感じた。
うるうるきた
みんなそれぞれ色んなもの抱えてそれでも頑張ってるんだな
私も頑張らないと
>|