エイガスキー

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグのエイガスキーのレビュー・感想・評価

3.0
​マーベルやDCを低予算でイタリア人が作るとこうなりますといった風。
得られる力がショボければそれを使ってやることもショボく、敵もショボい。
しかし、イタリア映画独特の雰囲気、情緒、哀愁といった、形容しがたい何かが感じられ、ただショボいだけでは終わっていない。
不思議な魅力に溢れた作品。
主人公のIQというか、意識がやや低すぎるせいで、なんでそこでそれを!?的なことが多く、あまり感情移入できなかった。
逆に敵役はやってることはショボいのにすごく憎たらしく、実際は小物なのに嫌な大物感が出ており、主人公と対照的だった。
一番語りたいのは本作のヒロインの女の子だが、とてもデリケートなポジションなのでうまく説明できないのがもどかしい……。