味噌のカツオ

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグの味噌のカツオのレビュー・感想・評価

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そもそも主人公はマフィアの裏取引にも関わるゴロツキもので。
守るべき彼女は ちょっとイタめな「鋼鉄ジーグ」マニア。
敵役は そこそこイケメンだけど、かなりイッちゃってるアイツ。

ぶっちゃけ登場人物、誰ひとりとして 感情移入する要素には乏しくて。
またアクションとかバトルシーンも取り立てて斬新な演出もなく。
ホントそんな感じではあるんだけど。

だからこそラストシーン。“友達もいない”彼が。ただのゴロツキであった彼が。
ひっそりと正義ってヤツと向き合うシチュエーションに感じるものがあるんだよね。
チラシのワードじゃないけど“胸熱”かよ…ってね。

厳しい言い方をするなら、イタリア版のアカデミー賞的なもので 最多16部門ノミネートとあるけど、そこまでは…って気はするが。
'70年代の日本が発し続けてきた“正義のヒーロー”スピリットは、しっかりと届きます。
そういう面での愛すべき作品であることは間違いないよね。

ただ、悪から正義なら「デビルマン」じゃね?とは思ったけどww
味噌のカツオ

味噌のカツオ