G行為

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグのG行為のレビュー・感想・評価

4.0
なんかまた変な邦題…と思ったらそのまま直訳なのね。

普通の男が思いがけず超人的パワーを身に付けるというヒーロー譚としてはアントマンとかデッドプールみたいだけど、あちらほどポップな雰囲気ではなく、どちらかといえばキャラもバックグラウンドも超暗い。

ATM強盗は別として、自分の身に起こった変化に対する反応や行動はリアリティありましたね。
部屋にエロDVDが散乱してたり、ヨーグルトの蓋の裏を舐めたりするのも「お前らもこんなだろ」って言われてるようですけど、嫌いになれないw
そんな冴えない男が、ワケありアニメ女子を通て心情が変わっていく過程は確かに熱い。
男性として守りたい気持ちもあったでしょうが、父性ような感情もちょっと芽生えてたのかなぁと。

鋼鉄ジーグはリアルタイムでもなかったけど、日本のこの時代のアニメをネタにしてるのは、監督の趣味もあるんでしょうが、自分くらいのおっさん世代に向けての作品として受け止めました。
憧れと現実の丁度いいところを突かれたような気がします。
G行為

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