皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグの作品情報・感想・評価

「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」に投稿された感想・評価

パン

パンの感想・評価

4.0
スーパーパワーを手にいれたら何に使うか。自分のため?誰かのため?
人間味のある主人公設定がよかったです。
ストーリーは主人公の人間ドラマがメインって感じです。
MARVELヒーローのようなド派手感はないですが、こういうヒーローもいい! 自分の好きな花はないけど渋くてカッコいいタイプ。

原作を知らずとも楽しめました。
でも原作を知ってれば理解できるところもあるのかも。
Ryoko

Ryokoの感想・評価

3.3
治安も景気も悪そうな街で悪をやって暮らしてた男が鋼鉄の体を持った怪力ヒーローに生まれ変わる!
タイトルに惹かれて見たが、ストーリーも画も暗め。ヒーローも寡黙で渋目のおじさんで、あまり冴えないかなと思ったけど、人を助ける「ヒーロー」として覚醒してからはかっこよく見えた!
敵役がまあ、「醜い」「汚い」「しつこい」で胸糞悪でした。ハリウッドのヒーローものに比べたらまったく派手さはないけれど、これまたひとつのヒーローの形なのかも。
マーチ

マーチの感想・評価

3.9
初日に『キングスマン:ゴールデン・サークル』観てきました!!

今年の劇場1本目が大好きな作品の続編で嬉しい限りですし、内容も最高でした😋

レビューはまた後日投稿予定です♪
エルトン・ジョンはズルい!笑


【レビュー】
《アメリカンヒーロー映画への警鐘》

永井豪先生のヒーローモノはいつだって善悪の境界線が曖昧で、人生というものの複雑さを描いてきた。それは“善”だっていつ何時“悪”に変わるか分からないし、その逆もまた然りの危険性を伴っているということを強く示している。絶対的な“善”や絶対的な“悪”など存在しない。非常に複雑な世界だけど、だからこそ面白い。それが永井豪先生のヒーローモノに宿っている精神だと思う。

昨日アナザースカイという番組に先生が出演されていて、今作の監督との対談の中で核心を突いた言葉を発せられていたので引用します。
「善と悪の境界線を見極めることが重要。自分が善だと過信し、闇雲に正義を遂行することは危険である。」

そしてその「永井豪先生の“精神”を脚色した」と言っても過言ではない程、先生の意図や思惑を汲み取り、ヒーロー映画として昨今の潮流からは外れた(というよりは外した)作品でありながら、どのアメリカンヒーロー映画よりも「人間性」というものをヒーロー自体に深く追求し、投影しているのが今作であり、その精神は永井先生の魂をありのまま引き継いでいる。

今作ではAV収集の趣味を持ち、物を盗んではお金に換えるうだつの上がらない燻った生活を送る主人公がある時力を得て、虚構に生きる女性と出会って愛を知ることで成長し、本物のヒーローになるまでが描かれている。
主人公は力を得たことで悪事を働くし、しばらくAVの世界に潜り続けていたことで女性の愛し方さえも忘れている。そこにヒーローとしての善は微塵も存在しなかったのに、ある辛い出来事をきっかけに彼は目覚める。辛い出来事が起こる前の段階で善悪の境界線を曖昧にし、重要な局面でグッと善の割合を引き上げる。彼が人を助けた瞬間はとても感動したし、ラストシーンはズルいぐらいかっこいい。

主人公は決してイケてるヤツじゃないし、少し愚的な感じだけどそれが良い。暴走してしまったところはあったけど、愛し方が分からなかっただけで実際は女性にスゴく優しく接するホントはいいヤツ。だからこそ人としてもヒーローとしても好きになってしまう。ダメ男のギャップ萌え。

悪役もネチネチしていてカリスマ性がドンドン無くなっていく感じが実に良い!!
悪役が演出する理不尽さだったり、怒りまかせの暴君ぶりが効いている作品は面白い!今作もその類い。

一部アンチヒーローは除いて、絶対的“善”として描かれがちなアメリカンヒーローへの警鐘を今作は鳴らしており、それはそれでいいんだけど、そのタイプが溢れている昨今のヒーロー映画界に物申す作品として、今作は異彩を放っている。
昨今のハリウッドヒーロー映画コンテンツの興隆をジョディ・フォスターが批判しているという記事を最近見たのですが、彼女もこの作品なら評価するのではないでしょうか。人間面がガッツリ描かれているので。

次第に変わっていく走ることの意味、主人公が行き詰まっている時には天井に引っかかったままで停滞を表し、ヒーローとして決意した時には空に飛んでいくことで自由を表す風船🎈など、メタファー的演出も過度でなく丁度良い。

アメリカンヒーロー映画だらけの昨今の潮流に疲れを感じている人や、アメコミヒーロー映画にイマイチ乗り切れない人にこそ、日本文化へのリスペクトが詰まった今作をオススメする! きっと響くものがあると思う。


【p.s.】
主人公の走り方スゴく好きです(*´ー`*) 一生懸命に腕を振りまくっているあの走り方…いいですね♪

あと金が入ったらすぐ“良質な環境”で「鋼鉄ジーグ」を観ようとする主人公がお茶目で非常に可愛かったです! BOXで円盤も買ってるし、プロジェクターで観るとか可愛い過ぎるでしょ!笑

ちなみに私はアメコミヒーローもアメリカンヒーロー映画モノも大好きなので、このレビューは今作の捉え方の1つの解釈を述べたに過ぎません! 悪しからず。


【映画情報】
上映時間:119分
2015年(日本公開は2017年)/イタリア🇮🇹
監督:ガブリエーレ・マイネッティ
脚本:ニコラ・グアッリャノーネ
音楽:ミケーレ・ブラガ
ガブリエーレ・マイネッティ
出演:クラウディオ・サンタマリア
イレニア・パストレッリ
ルカ・マリネッリ 他
概要:荒廃したイタリアを舞台に、超人的
な力を得た男が「鋼鉄ジーグ」ファ
ンの少女を守るため、闇の組織と戦
う姿を描く。
こんなキャラクターのヒーローを見たことがない。その一方、ヒーローの物語の定番をしっかり押さえている。漂うユーモア。大人の楽しむ映画だ。

主人公エンツォは孤独でさえない中年男。警察に追われるが重大犯罪をしたわけではない。ケチなチンピラだ。

だが、ヒーローたちの定番を思い出そう。仮面ライダーはショッカーが作った人造人間だった。デビルマンにはデーモンが入っている。ヒーローはダークサイドからくることがある。

映画「アンブレイカブル」でサミュエル・L・ジャクソン演じるイライジャが、ヒーローには弱点があるとも力説する。完全無欠で弱点がなく、勝つことが決まっていたら、物語は面白くない。ウルトラマンは制限時間が弱点だ。子連れ狼は小さい息子の大五郎を守らねばならない。愛する者は卑劣な敵にかかると、ヒーローの弱点になる。

そしてヒーローの物語には強敵が必要だ。キカイダーに対するハカイダー。仮面ライダーと偽ライダーとの闘い、ほとんど同じ能力の強敵に向かっていく、本当のヒーローを応援し、卑劣な強敵を毛嫌いしながら、無視できない存在として偽ヒーローは強烈な印象を我々に残す。

鋼鉄ジーグになる司馬宙(ひろし)の名を語りだすエンツォは、どうしてヒーローになったか知りようもなく、何をすべきかもわからないが、世界を救うのよという愛するアレッシアの言葉を頼りに走り出す。

気づいたら世界に放り出されていて、わからないまま闇に飛び込んでいくエンツォは、不死身でも怪力でもない我々になぜかよく似ている。
3io

3ioの感想・評価

3.2
A man who is at his middle ages, works for Italian mafia, has no family, his hobby is watching porno DVDs, and yoghurt lover got an unnatural super power by accident.

I'm glad that this hero was inspired by a Japanese animation but unfortunately I don't have any knowledge of that animation. If you like other hero's movies very much, you might be get less fun or disappointed.
I doubt that it'd fit for children even this's a hero movie.
J四郎

J四郎の感想・評価

4.1
イタリアのヒーローアクション映画で日本のロボアニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフにしている。このアニメは70年代の永井豪のスーパーロボットもので、日本ではマジンガーなんかに比べると若干マイナーな部類に入る。でもイタリアではこっちの方が有名らしいね。フランスのグレンダイザーみたいなもんか?

盗みを働くチンピラのオッサンが放射能の影響で人間を超えた力を手に入れたところから始まる。そんな彼エンツォは友人の娘と出会い次第に心情の変化を見せていく。

この娘が鋼鉄ジーグの熱狂的ファンで、言動ともにかなりイタイ。不幸な過去を持っているらしい彼女は(若干ロナウジーニョっぽい顔立ちだが)純粋で魅力的だ。彼女との交流でエンツォはクズになりきれてなくて、ヒーローの素質が潜在的に眠っている部分が分かった。世間から弾き出されたような二人の交流は不器用で痛々しくも微笑ましい。

それに対となる存在がマフィアの下部組織のボス・ジンガロ。イケメンだが容赦なく人をぶっ殺していくヤバイ奴で、この作品で一番強烈な印象を残しています。敵のオバハンを絞め殺したトコはジークブリーカーのオマージュなんかなぁ?後半、彼は驚きの展開を見せてラストを盛り上げてくれる。アメコミ物のヴィランに負けない魅力を持っております。

エンツォはある出来事がきっかけでヒーローとして目覚めるのだが、そのプロセス、場面とも感動的。ああ、コレはオッサン向けのヒーロー映画なんやなぁ~とその時点で思った。監督、主演とも俺と同年代やしな。

かなり変則的だが観終わってみると全体の流れはちゃんとヒーロー誕生のオリジンになっている。鋼鉄ジーグってよりルーク・ケイジのようなアメコミヒーローに近いんだがね。
ヒーローものとしては地味だけど実に良い映画だと思った。ただ、コレは誰もが絶賛するような作品でもないかな~?ってのが正直な意見です。
日本のアニメがモチーフとか誇らしいですよね。

邦題もカッコいいですし。

鋼鉄ジーグ。
すいません、世代じゃないので知りません(;_;)

突然ヒーローのチカラを手に入れる主役エンツォも良いですよね。

汚ねぇオッさんで。
チンピラで。
AV大好きで。
童貞。

悪役もヒロインもキャラがたっていて良かったんですけどね。

なぜかあまりハマらなかったんですよ…。

正義か悪か?
終わり方も好みなんですけど。

おそらくボクが、男の子が通るであろうヒーローモノを入れ込んで見てこないまま育ったからトキメかなかった。

こちらが最大の理由かと思われます(;ω;)
coro

coroの感想・評価

3.5
主人公は下層に生きる冴えない中年男(エンツォ)。とあることから不思議な力を得た彼は、父親を亡くした少女(アレッシア)を助ける羽目に。
少女に触れて少女に染まり目覚めた父性(良心)が彼の不思議な力を呼び覚ましていく。

鋼鉄ジーグをこよなく愛する、ちょっと障がいを抱えたアレッシアのチグハグな香りが、物語の程よいアクセントになっている。
この不調和な世界の中に、スカンジナビアン柄のデザインがあちらこちらに散りばめられているのも、ある種未来のメタファーなのかも。








以下ネタバレになるかも

やがて彼女の予言通りに目覚めた彼が彼女の手編みのマスクを被ったとき、笑いながら滲み出てくる哀しみに思わず落涙。。。
城戸

城戸の感想・評価

4.0
ヒロイン良すぎ
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