貫井徳郎原作。
主演に妻夫木聡と満島ひかり。
前情報はジャケの裏書以外は殆どシャットアウトして鑑賞。
正直、観る前はちょっとナメてました…こんなに重厚で見応えのある作品に仕上がっているとは…。
映画序盤のバスのシーンから「ちょっと普通のミステリーではないなこれは…」的な感じで展開していき、人間の“業”というか負の面がよく描かれています。
未解決の一家殺害事件を軸に、幼児虐待、近親相姦、被害者の通っていた大学という空間でのスクールカーストによるダークサイド等々…それらがうまい事ストーリー内に散りばめられていて、脚本や構成が絶妙で伏線の回収の仕方もとても良かったです。
妻夫木聡と満島ひかりは最近はこういった影のあるキャスティングが多くなってきましたが、この映画での演技も良かったですね。
